MovieMessage

はじめに 10月1日 10月7日 10月8日 10月9日 10月10日 etc.
2005年10月9日(日)
サミー・ネスティコ with
JMIAジュニア・ジャズオーケストラ
クリエイティブコンサート Vol.7
旭川市大雪クリスタルホール音楽堂
開場/午後5:30 開演/午後6:00〜

 第7回目となるクリエイティブコンサートは、今回4部構成で行われた。
1部グルーヴィースイング・ジャズオーケストラ。2部JMIAキッズ・ジャズアンサンブル。3部JMIAジュニア・ジャズオーケストラ。4部JMIAジャズオーケストラと子供達の子供達の為の祭典(総出演)である。その祭典に、ゲストとしてエリック宮城氏、近藤和彦氏、守屋純子氏、岩瀬立飛氏、渡辺亮氏の他、スペシャルゲスト“サミー・ネスティコ”氏を迎えての豪華なコンサートである。


 コンサートが4部構成のため、午前11:00キッズ・ジャズアンサンブルからのゲネプロである。11名のチビッコが元気に集まってくる。ジャズマンス・イン・旭川のプログラム全てを取り仕切っている私より、ずっと元気である。このアンサンブルは本番前のゲネプロで完全な形が見えるので、その意味でもゲネプロは非常に重要だ。ゲストの渡辺亮氏も会場入り。子供達の反応が良くとても良い調子。気を付ける事は練習しすぎないことである。ほぼ完璧に形が出来上がり、自分自身ホッとする。渡辺さんも同じ気持ちなのか私と同じ表情をしている。午後からは3つのゲネプロが待っている。気分を変えて臨もう。


 午後一番のゲネプロはJJOであるが、前日ゲストとのプログラムの打ち合わせで問題が起きていた。ゲストをフィーチャーする曲が合わないのである。私のゲストに対する考え方は(子供達の事を考えるなら)、なるべく子供達の中に入って演奏してもらった方が子供達にとって、経験にもなり、大変貴重な体験となる。そのためJJOは本番の最中でも進歩している。最初と最後では出ている音がまるで違うのである。が、しかしこれはゲストの理解が求められた場合に可能となることである。今回のゲストはエリック宮城氏をのぞけば初参加のゲストばかり。多くの時間を使い説明している暇もないため、急きょ1曲を差し替えることに決定する。問題は1ヶ月に1回しか練習しないJJOでそれが可能かどうかである。前夜は歓迎レセプションもそこそこに楽譜書きのため帰宅、演奏可能な曲をあらためて編曲し始めた。その楽譜がメンバーに渡ったのがゲネプロ30分前、パートリーダに指示を出し譜面を見ておくように指示する。ほとんど初見でリハーサルに入るが、なかなかのサウンドである。やはり子供達の能力を大人が決めてはいけないとあらためて思う。


 20分の休憩の後は合同演奏のゲネプロである。コンサートホールのステージに70人近い演奏者が乗る。まさしくジャズオーケストラである。以前JJO結成時の1998年に、63名の子供達をステージに乗せたことがあるが、今回はそれ以上。仕込み図面通りうまく乗ることが出来るか若干不安である。今回のステージまわりのスタッフには舞台監督の他JJOのお母さんが多く手伝ってくれているが、彼女たちの動きがテキパキとしていて何とも進行がスムーズだ。感謝、感謝。と言うことで合同ゲネプロ。この演奏のコンダクトはスペシャルゲストのサミー・ネスティコ氏。2曲をノリノリで指揮をし満足そう。配置の若干の手直しだけして、最後のゲネプロへ進む。


 ラストはコンサート第1部に出演するグルーヴィースイング・ジャズオーケストラ。JJO OBを中心にしたハイスクールバンドであるが、このメンバーの他ネスティコ氏のシンフォニックな曲を演奏するため、チューバ、フルートを加えた17名で演奏する。曲は3曲がネスティコ氏の名曲、それもアンサンブルの複雑な曲あり、長いサックスソリありの曲。このグループも1ヶ月に1回しか練習しないので、細かい詰めはゲネプロでも行うことにする。が、しかしここでも練習のしすぎに注意する。
 ここまでで、ゲネプロ終了。進行、MCの打ち合わせを済ませたところで、開演5分前の1ベルが鳴る。さて、私も今日の出演者、裏方から出演者に変身するため着替えをしなくては。しかし、ここでまた、トラブルである。着替える衣装がないのである。関係者に聞いたところ、連絡の行き違いで家かもしれないと…。本番前に腹を立てては演奏に影響すると思い、裏方衣装のシャツだけを替え本番に。このようなことは、この10年来なかったことだが、まったく色々あるものである。本当に!(Yoshio Sasaki)

次のページへ



Creative Concert Vol.8 Chick Corea Solo Piano'06 JMIA 2006


本サイトの記事・画像(写真、イラスト、動画など)のコンテンツの著作権は、
ジャズマンス・イン・旭川に属します。肖像権および著述は個々のアーティストに帰属します。
掲載記事および画像、音源等の転載は、著作権法上無断で行うことはできません。
Copyright (C) 2005 JMIA, Jazz Month in Asahikawa. All rights reserved.
inserted by FC2 system