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｜Movie｜Message｜ チック・コリア ソロピアノ スペシャル'06を終えて Chick Corea Solo Piano Special '06  ●レポート：JMIAジュニア・ジャズオーケストラ 代表 佐々木義生 |
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| 旭川市大雪クリスタルホール音楽堂で4度目のステージに立つチック・コリア。 | ||
| 2006年9月7日、旭川で4回目（1994.95.2005.06)となるチック・コリア ソロピアノの公演があった（正確には3回目、1回目はゲイリー・バートンとのデュオ）。 今回の公演は、前半長めのソロ、後半は旭川から世界に発信するJMIAジュニア・ジャズオーケストラとの共演です。 ▼ |
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| この日のためにYAMAHAはコンサートグランドピアノNew CF III Sを搬入。 | ||
| 今回の来日は、8/20からのブルーノート・ツアー、9/4.5NHK東京ジャズの出演、その後旭川でのソロピアノ公演と、とても慌ただしい。その様な中、旭川ではいつも決まってピアノソロで公演を行う。今回もグループで来日しているが、全部のスケジュールを終了後旭川だけでソロを行うのである。本人に理由を聞いてみたところ、「ソロは自分だけの大切な世界、良いホール良い楽器のあるところでしか行わない」とのこと。旭川にはソロを行うには最適の中規模ホール（597席）の大雪クリスタルホール音楽堂がある。’94年にはこのホールで日本でただ1回、ゲイリー・バートンとチック・コリアのデュオコンサートが行われ、クリスタルサイレンス、ラフィエスタなど往年の名曲が演奏され、全国から情報を聞きつけ集まったジャズファンは感動の涙を流した。チック本人は「クリスタルホールでクリスタルサイレンスと言うのは特別な物を感じる」。この時から旭川との関係が出来上がっていたのかも知れない。そのチックお気に入りのホールでお気に入りのピアノを使い、10曲ソロを行う。ソロは最近のチックの円熟した境地を表すもので、秀逸はスクリャービンのピアノ曲をアレンジした日本初演となる楽曲。前日6日に来旭以降、時間をさいてこの曲の仕上げに余念がない。チックのこういう姿はあまり見たことがないだけに、この曲へのチックの意欲がうかがえる。後半はJMIAジュニア・ジャズオーケストラとの2曲の共演である。本人に聞いたところ、「子供との演奏の記憶はあまりない」。今回の演奏はその意味でも特別なのである。 ▼ |
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| 2部では旭川の小中高校生からなるJMIAジュニア・ジャズオーケストラと共演。 | ||
| 共演演奏は2曲。LET THE GOOD TIME ROLL。そしてBLUES SUITE.2006、この曲は子供達が作曲したブルースの曲を組曲に私が編曲したもの。前日のリハーサルで予想していた問題が起こる。音量バランスの問題である。バックのオーケストラは40名。このオーケストラはビックバンドをベースにしているため管楽器だけで25名もいる。バックとアコースティック・ピアノのバランスがとれないのである。会場のクリスタルホールは弦楽器の演奏に向いた音楽専用ホールなので、PAを持ち込むと良い結果にならないのは過去に何回も経験しているので、過度なピアノの増幅が出来ない。色々協議した結果、ヤマハの最新鋭のエレキピアノを使うことに。私としてはもう少し時間をかけてバランスを取りたかったが、いかんせん時間がない。結果的には良い結果になったが、考えてみるとチックは70年代から電気楽器が非常に得意である。リターン・トウ・フォーエヴァーをはじめとしてマイルスバンドでもキーボードを弾いている。 ▼ |
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| バークリー音楽院に通う女性ベーシスト(OB)も急遽帰旭しチックとソロバトル。 | ||
| 1曲目はチックのフィーチャリング曲である。トランペットセクションはメナード・ファガーソンフリークの子供達もいて、先に他界したファガーソンの追悼を兼ねようと気合いが入っている。昨日のリハーサルの第一音を聞いたときのチックの驚きの表情は忘れられない。超一流の演奏家といつもやっているチックがである。やはり子供達の持っているピュアな演奏は巨匠の心にストレートに入っていくのだろう。2曲目のBLUES SUITE.2006、これは曲の始まりと終わりにピアノの長いソロを組み入れている。子供達のソロも調子がよい。エンディングはチックの発想で変更し、highGの短いユニゾンで終わる。会場はチックのソロを聴きに、又、子供達との共演を聞きに来た聴衆でいっぱいである。そしてステージではチックが子供達の精一杯の演奏を讃えている。この子供達はもうチックと同じステージで演奏することは二度とないかも知れないが、これを機会として末永く音楽を、楽器を愛し演奏し続けることを願ってやまない。(YOSHIO SASAKI) | |
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| JMIAジュニア・ジャズオーケストラの1人ひとりにとって、 チック．コリアとの共演は、生涯忘れられない思い出。 |
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Chick Corea Solo Piano Special '06
Collection of Photographs |
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 Creative Concert Vol.8 Chick Corea Solo Piano'06 JMIA 2006 JMIA 2005 |
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