2005年10月7日(金)
JMIAキッズ・ジャズアンサンブル
ワークショップ
旭川市大雪クリスタルホール大会議室 午後4:00〜6:00
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JMIA2005の初企画となるキッズ・ジャズアンサンブルは、音楽の持つ可能性を最大限引き出すために企画された。メンバーは11名、小学校1年から4年までである。1名の4年をのぞき、ほとんどが小学校低学年で音楽経験のない子供達である。年齢で言えば6歳から9歳、この小さな子供達が音楽の原点となるアンサンブルに挑戦するのである。とはいえ本格的なジャズ演奏は無理というもの。目指すは混沌から音楽が生まれ、形になっていくところまで出来れば100%である。月2回計6回の練習でここまで目指す。
短期間の少ない練習で仕上げる理由は、必要以上に反復練習をしないためである。音楽を学ぶためには繰り返しの反復練習は必要不可欠なものであるが、反復練習を全く必要としない音楽も世界には数多く存在する。むしろそちらの方が多いかも知れない(その地域には練習という概念がないので存在しない)。そのようなことで今回の楽器編成は、反復練習をしなければならない管楽器は対象外とし、打楽器系、木琴系、鍵盤ハーモニカとした。
練習にあたり子供達の集中力は、せいぜい30分くらいな事から、音の見本市のように山ほど打楽器を持ち込み、遊びとも練習ともつかないものから出発した。これはジュニア・ジャズオーケストラ(JJO)でも見られることであるが、遊びから音楽に向かう時、子供達の表情が変化する。真剣さや真面目さは必要だが、私にはどう見ても遊びで音楽と接している子供達の方が、すべてにおいて豊かに思えるのである。
10月9日のクリエイティブコンサートは、そんな少ない練習での発表となったが、全くもって子供達の集中力は恐ろしい。当日は120%の集中力を発揮し、きちんとした曲に仕上がったのである。これを目の当たりにしたネスティコ氏は驚きを隠さず「アンビリバボー!」を繰り返した。
今回の試みが今年のジャズマンス以後も継続するかどうかは未定であるが、初期の目的であった音楽の原点を振り返ることは100%達成されたように思う。(Yoshio Sasaki)
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不思議な打楽器に群がるキッズ。 |
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アンサンブルをまとめる佐々木氏。 |
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次第にリズムが一つになって…。 |
サミー・ネスティコ氏を囲んで。 |
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いつも笑顔の渡辺亮氏。 |
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Creative Concert Vol.8 Chick Corea Solo Piano'06 JMIA 2006 |