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JMIA 2004 10th Anniversary
Message from Artists



JMIA10周年記念の際にアーティストの方々からいただいたメッセージです。

ゲイリー・バートン

リチャード・ダンスカム

土岐英史

タイガー大越

小曽根 真

フェビアン・レザ・パネ

椎名 豊

野田 燎
 旭川の皆様にご挨拶もうしあげます。
 ジャズマンス・イン・旭川10周年の記念すべき会に参加できますことは私の大きな喜びとするところです。皆さんの活動、大きな働きそして洞察力が素晴らしい若い世代を生み出してきました。また、彼らもこのジュニア・ジャズオーケストラが、彼らにとっても特別なものであることを認識していることが良くわかります。彼らの未来は、心と秩序と思いやりと愛情に満ちた皆さんにより、最良の方法で準備されていると思います。それはまさに世界の人々に広く模範となって然るべきと信じます。もし我々皆が貴方々をリーダーとして仰ぐならば、世界はもっと良いものとなるに違いありません。
 私は去る1月ニューヨークで行われたIAJE大会でのジュニア・ジャズオーケストラの演奏に立ち合いました。皆、美しく準備され、その演奏は見事なものでした。そこに居合わせた一人一人が素晴らしい経験をしたのです。演奏した子供達とそれを聴いた人々の両方が、双方の表情に歓喜と満足を見たことは、素晴らしいことでした。私自身、その日JJO(ジュニア・ジャズオーケストラ)の小さいながらも関わっていたことを誇りに思ったのでした。
 その日、JJOを聴きに多数のジャズ音楽の重鎮が来ていました。その中で特に二人の方々についてお話ししたく思います。一人はジェミー・アバーソルド氏でジャズ界では有名な人物です。ジェミーは恐らく、ジャズ即興の指導の先駆者として世界で最も重要な人物と言えましょう。彼は、100枚以上のCDと教則本を出版しジャズを学ぶ全ての年令の人々の教則本として使われております。演奏に感動し、彼はJJOの子供達の多くに演奏後言葉をかけ、子供達とそのリーダーである佐々木義生氏の指導に驚きを隠してはおりませんでした。
 もう一人はサミー・ネスティコ氏です。彼はジャズ音楽史上著名な作編曲家です。カウントベイシー・オーケストラと共に活動した中で最も顕著且つ多くの作品を提供した一人です。又、カウントベイシーの為に作曲した600以上に及ぶジャズ作品を、教育に携わるジャズグループの為に出版してきました。彼も又、子供達の演奏と佐々木義生氏の偉大な指導力に驚嘆しておりました。
 私の妻マーシャ共々私達はIAJE大会に於いて、JJOの若い人々のコンサートを聴かせて頂いたことを心から感謝するものです。彼らが今後も米国に来られるように望みます。
 本日は10周年記念の特別な舞台で、共にお祝いをさせて頂くことを心よりの喜びと致しております。
 皆様の上に平和がありますように

JMIA10周年に寄せて
2004年

IAJE(国際ジャズ教育協会)元総裁
IAJE 国際コーディネーター
シカゴ・コロンビア大学 音楽学部長
元モントルージャズフェスティバル 北米コーディネーター(18年間)

J. Richard Dunscomb
リチャード・ダンスカム



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