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 モンゴルの生活は一言でいえば「自然との共生」に尽きます。遊牧民の生活の隅々に、太陽の恵み、自然の営みへの感謝の心が、先人の知恵として凝縮され、現代まで脈々と受け継がれています。
 たとえば遊牧民の移動式住居である“ゲル”。砂漠が多く、水の大切さを良く知っているモンゴルの人々は、古来からゲルを水源から1キロほど離れた場所に建て、貴重な水源を汚さないようにしてきました。またゲルには“緊急非難所”としての意味もあり、そこを訪れる人は、たとえ見知らぬ旅人であろうとも精一杯の食べ物をほどこし、もてなす風習があります。「困っている人がいたら何としても助けてあげる」そんなホスピタリティ精神も過酷な自然環境ゆえに守り継がれてきた儀礼となっています。
 一方“食”の在り方についても多くの示唆に富んでいます。遊牧民の主食はチーズ、バター、ヨーグルト等ですが、生活の糧である家畜は必要最小限の動物蛋白質として摂取されます。羊は少しの無駄もなく利用し、血は一滴たりとも大地にこぼさないのが伝統的なルールです。さらに家畜のフンは乾燥させて燃料として再利用します。加えてモンゴルでは魚を食べないため、湖は太古と変わらぬ自然のままの姿で今日まで保存されています。
 今でも国民全体の約半数が電気、ガス、水道、電話等の及ばない自然の中で遊牧生活をしているとされるモンゴル。今回のアジアンキッズ・ジャズコンファレンスin旭川に招聘した若い音楽家の卵たちも、そんな“モンゴルの伝統と文化”を誇りとする若者たちです。長い歴史の流れの中で培われてきたこの類い稀な文化は、世界に誇るべきアジアの文化史であり、旭川の子供たちも、そしてプロのミュージシャンたちも触発されながら、彼らと一体となってミュージックキャンプ、交流会を通じて共鳴する音楽づくりをめざします。最終日の3月31日(土)のコンサートでは、きっと私たちの想像を超えた音楽世界が立ち上がることでしょう。どうぞご期待ください。
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[スケジュール]
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※宿泊先はモンゴル国交流演奏者が対象
※JJOはJMIAジュニア・ジャズオーケストラの略




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