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平和な未来をつくるアジアンキッズを育てよう
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《ごあいさつ》
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駐日モンゴル大使
レンツェンドーギーン・ジグジッド
His Excellency Mr. Rentsendoogiin JIGJID
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 2006年はチンギスハーンが築いた『大モンゴル国建国800周年記念』の年で、我がモンゴル国の友好的パートナーである日本で「日本におけるモンゴル年」が決定され、様々な行事が実施されましたことを光栄に存じます。そして本年は「モンゴルにおける日本年」とし、外交樹立35周年にふさわしい文化交流にまつわるたくさんの行事を我が国においても用意し、開催しております。
 さて、先頃(2007年2月26日)モンゴル国のエンフバヤル大統領が来日いたしました。首相官邸では首脳会談が行われ、協力関係強化などを謳った共同声明が調印されました。声明には、国際社会の中での同じアジアに位置する友好国としての政治経済を含めた政策対話の拡大・強化はもとより、文化・教育面での協力などを柱とする「今後10年間の日本・モンゴル基本行動計画」が盛り込まれれております。
 ご記憶の方もあろうかと存じますが、大統領は日本での記者会見でモンゴル国の古いことわざを使ってこう申しました。
 「危機を救ってくれた日本を忘れていない。最近まで『近くて遠い国』だった両国が親密になったことは喜びだ。モンゴルには『苦しい時に真の友が分かる』と言うことわざがあるが、(日本は)モンゴルが困難な時代に友人として手を差し伸べてくれた。発展を加速させ、支援してくれる重要なパートナーであり、第三の隣国と位置付けている。」
 両国首脳の相互訪問、80名近くの政治家をはじめ経済人、さらに多数の文化交流に根ざした人的交流が行われていることは大変素晴らしく、他の二国間関係には見られない大きな出来事であります。駐日モンゴル大使として現在の両国関係の発展を誇らしく思います。
 またこのたびは、アジアの子どもたちの音楽を通じた交流が旭川において開かれることは大変有意義であると考えるとともに、そのいちばん最初にモンゴル国を選んでいただいたことに大使として感謝申し上げます。多少お国自慢の話となりますが、今回お招きいただきました『ゴンチグソォムラーギー音楽舞踊カレッジ』で学ぶ子どもたちは、モンゴル国の伝統音楽はもとより世界のクラシック、ポピュラー音楽の次代を担う若者として内外から大きな期待を集めている優秀な人材です。その子どもたちが日本の旭川でホームステイを経験し、相互の音楽紹介、音楽創作を共にすることは、必ずや明日のアジアの新しい発展に貢献するものと確信しています。
 モンゴル国にはモンゴルの最初の国家である匈奴(きょうど)の時代に生まれた2000年以上の伝統を持つ馬頭琴という楽器があります。国連・ユネスコに世界遺産として登録されている馬頭琴の旋律や、胡弓、三弦などの民族楽器がジャズとどう出会うのか、私自身も大きな興味を抱いております。
 おわりになりますが、現在日本において長期間モンゴルロケを敢行した合作映画『蒼き狼〜地果て海尽きるまで〜』が公開されていますが、その映画同様、今回の『アジアンキッズ・ジャズコンファレンスin旭川』が大成功を収めますことを心よりお祈りしております。
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旭川市長
西 川 将 人
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 父なる大雪山連峰と母なる石狩川にいだかれたまち旭川。かつて私は東京で国際便のパイロットを務めていましたが、ふるさと旭川に帰ろうと決意したあの時も、心の中に大雪山連峰と石狩川が浮かんでいました。
 雄大な自然に囲まれたこのまちは、都市機能と自然がうまく調和し、四季のメリハリも美しい都市です。また、地震などの天災による被害も極端に少なく、大変暮らしやすいまちであることを実感しております。そんな暮らしに彩りを添える祭りやイベントにも地の利や先人の叡智を活かしたものが多く、道内一のスケールを誇る「北海道音楽大行進」は旭川の財産であると考えています。
 旭川という都市の性格を表すキャッチフレーズの一つに「音楽のまち旭川」があるのも、その北海道音楽大行進によるところが大であります。しかしそれだけで音楽のまちという代名詞をいただくのは、いささか性急過ぎるかと思います。多彩な音楽活動やイベントといったソフトがあって初めてそう呼べるのではないでしょうか。
 はるばるモンゴルからお越しの若い演奏家の皆様、ようこそ旭川へ。「サェンバイノー」(こんにちは)、「バヤラルラー」(ありがとう)、「ミニーネルマサヒト ニシカワ」(私の名前は西川将人です)、そして「ダラー オールジィ」(また会いましょう)。
 音楽合宿やホームステイ、そしてコンサートなどの諸活動を通して日本とモンゴルの文化交流を図ることができたことは「音楽のまち旭川」の国際化と相互理解をより一層深めてくれるでしょう。JMIAジュニア・ジャズオーケストラの皆さん、国境を越え、民族を超え、共通言語の音楽で一人ひとりがつながったその喜びをいつまでも忘れずに、人生を大切に歩んでいってください。いつかあなたが旭川を離れる時があったとしても、ふるさとを思う時、心に心地よいジャズが流れますように。
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旭川市教育委員会
教育長
鳥 本 弘 昭
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 今年度で12回目を迎えるジャズマンス・イン・旭川の開催を心からお喜び申し上げますとともに、開催に当たりましての実行委員会をはじめとする皆様の並々ならぬご苦労に対し心から敬意を表します。
 2005年に10周年を迎えたジャズマンス・イン・旭川は、JMIAジュニア・ジャズオーケストラをはじめとする様々な活動が回を重ねてますます実り豊かなものとなり、高い評価を得るに至っておりますことは誠に大きな喜びであります。
 更なる発展を目指し、日本の子供たちに対する育成事業にとどまらず、新たな取組として目を広くアジア地域に向け、音楽を通してアジアの子供たちとの友好の輪を広げようとする事業は、とても大きな意味を持つ取組であると思います。
 今年度は初回としてモンゴルから伝統音楽を学ぶ音楽生8名と指導者2名を招へいして「アジアンキッズ・ジャズコンファレンスin旭川」と称して開催されます。交流の少ない地域から子供たちや演奏家などを招へいするためには、様々な困難が伴うものと推察されますが、アジアのいろいろな地域との交流を深めようとする事業は、関係者の方々の熱意によりまして必ずや素晴らしい成果を収めるものと期待しております。
 優れた音響で定評のある大雪クリスタルホール音楽堂で異なった地域の伝統音楽を聴き、異文化を肌で感じる機会を持つことは、市民に新たな感動を与えるものと思います。




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