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アジアンキッズ・ジャズコンファレンス開催にあたって
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 北海道初の音楽専用ホール「大雪クリスタルホール音楽堂」の建設運動が実り、1993年にオープンして以来、同ホールの歴史と共に歩んできたジャズマンス・イン・旭川も今回で12回目を迎えます。
 世界の名手、ゲイリー・バートン氏とチック・コリア氏の夢のような共演をきっかけに始まった当会はこの間、先のお二人に加えサミー・ネスティコ氏、ジョバンニ・イダルゴ氏、エド・シグペン氏等世界のジャズ界の巨匠と米国を本拠地に活躍する小曽根真氏やタイガー大越氏等と共に、この旭川からアコースティック・ジャッズを発信し続けてきました。1998年に新たな事業として立ち上げたJMIAジュニア・ジャズオーケストラ(JJO)は、指導者の佐々木義生の呼びかけに、海老沢一博、土岐英史、向井滋春、エリック宮城等、日本を代表する演奏家諸氏が賛同し、小学4年生から中学3年生までの他に類を見ないビッグバンドを世界のジャズ教育者に絶賛される存在に育て上げて下さいました。その活動も昨年9月にチック・コリア氏との共演、NHKテレビ制作番組により日本全国に発信され、初期の目標を達成した観があります。
 そこで、これからの十年を見据え、今や当会の活動にしっかりと根を下ろしたJJOの子供達を中心に「アジアンキッズ・ジャズコンファレンス」を新事業として計画致しました。とかく西側に向きがちな日本人ですが、ここで一度自分たちの同胞であるアジアに目を向けることで、相互の存在を再認識できたらとの願いの上に立つものです。言葉という垣根を越えて子供達が音楽を通して交流し、相互理解を深めることにより、いつしかアジアの広い地域に友好のネットワークができたらと考えるものです。
 初回となる今回は、近いようで遠かったチンギスハンの国モンゴルから、建国以来800年の時空を越えて脈々と受け継がれてきたモンゴルの伝統音楽を学ぶ若い音楽家達を迎え本日皆様にお聴き頂きます。或いはモンゴル古来の音楽、或いはJJOの子供達とのコラボレーションを通して御来場の皆様には音楽の持つ限りない可能性と子供達の未来への息吹を感じて頂けたらと願うものであります。
 この度の私共の企画に当初から感激して下さり、多大な御協力を賜りましたモンゴル大使ジグジッド様をはじめ、北海道上川支庁、旭川教育委員会、その他この企画を可能にして下さいました総ての方々に実行委員会を代表して心より御礼申し上げるものでございます。
 
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ジャズマンス・イン・旭川(JMIA)実行委員会 
代 表 村 田 和 子 
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 本年第12回を迎える「ジャズマンス・イン・旭川(JMIA)」は、新しい企画として、アジアへの取り組みの中からモンゴル国より10名の伝統楽器に関わる、音楽生及び指導者を招へい致します。モンゴル国は文化の東西の架け橋となったシルクロードに隣接し、建国以来800年余の歴史があり、その中で自然と人間が「共生」しながら歴史を積み上げてきた国であります。昨今、世界規模で環境破壊から起こる温暖化が問題になり、又、人と人の絆のあり方が根底からくつがえる事も数多く起こっています。
 その様な中、私共ジャズマンス・イン・旭川は、現在まで多くの企画をする中で、数々の提言を行ってきておりますが、その中でも一つの大きな成果といえますのが、「JMIA ジュニア・ジャズオーケストラ」の存在です。ジュニアジャズは2007年活動10年目をむかえますが、12年を数えるJMIAと共に歩んできた観があります。 
 今回のモンゴルから招へい致しました子どもたちは、中高校生の年齢でモンゴルの伝統音楽を専門に学ぶ学生です。モンゴルは中国と共に日本の音楽に多大な影響を与えてきた国です。琴、三線、横笛、どれも日本においても馴染み親しんだ楽器が数多くあると共に、馬頭琴のようにモンゴルの自然風土から生まれた独自の楽器もあります。音楽スタイルも、江差追分に見られる長唄の形式は、モンゴルにルーツがあると言われています。
 今回の「ステップ・トゥ・エイジアクリエイティブコンサート」は8種類のモンゴルの伝統楽器とジャズ音楽をルーツに持つジュニアジャズ、ゲストメンバーの高い音楽性表現が、一体になり「アジアンキッズジャズ」を創作致します。今回の新しい試みがモンゴル、日本両国の交流の一助になると共に、子供達の持つ大きな可能性を広げるものになりましたら、幸いです。
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ジャズマンス・イン・旭川(JMIA)音楽プロデューサー 
JMIAジュニア・ジャズオーケストラ代表 
佐々木 義 生 




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