JMIA 2007 ステップ・トゥ・エイジア クリエイティブコンサート Vol.2
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■コンサート本番
午後から合同のリハーサルの後本番に。今回の初めての試みとして、巨大なスクリーンにプロジェクターでセミナーの様子を投影する。これはコンサートが4部構成のため、場面転換が増えるための苦肉の策なのでもあるが。
ともあれ本番に。1部、6名のゲスト講師の演奏から始まる。技術的にも優れたメンバーばかりなのでなんの心配もなく曲が進んでいく。こういうとき主催者として一番願うことは、トラブルが無く最後までおわることである。巨匠ネスティコ氏を称えた曲は素晴らしい出来上がりになる。それにしても今回のゲストメンバーは人柄も技術のレベルも本当に高い。このビデオを観たネスティコ氏は喜んでくれるだろうか。
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2部はウズベクメンバーの演奏。メンバーはこちらに来てから時間をさいて随分練習したと見えて、初めて聞いたときより良くまとまり上達している。曲はロシア風クラシカルな演奏から、ウズベク民謡まで6曲を演奏する。この演奏を聴いて感じたことは、ウズベク独特のものも多いが、やはりロシアの影響による曲が多いと感じた。もっとも80年代後半までソ連の国の一つだったわけだから。
最後はウズベクダンスも入り、ウズベク独特の音楽を披露する。
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3部はジュニアジャズとゲストの場面。4曲演奏するが、この場面でネスティコ氏の書き下ろしを演奏する。
普段のジャズコンサートでは、私自身もリラックスして笑顔で演奏をモットーにしているが、この日はさすがに余裕がない。
子供達も良い演奏をしようと緊張気味。こういうときはあえてリラックスさせずそのまま演奏に入った方が良い。緊張も演奏には必要なのである。3曲の出来は今までにない良い出来である。
プロジェクターを使った場面転換後ジュニアジャズの登場。
曲は「ブルース組曲.2008」、この2年ほど形を変えながら続けている曲で、チック・コリア氏との共演でも演奏した思い出深い曲である。全国的にも見てもジュニアのグループで、自分たちで作った曲を自分たちで演奏するグループは数少ないのではないだろうか。
曲に慣れているせいかこの数年で一番の出来である。
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4部は今日のハイライト「アジアンキッズジャズ」の発表である。
時計を見ると9時近い。場面転換が終わり次第演奏に入る。
「Step to Asia2008」は2部構成からなる20分ほどの組曲である。砂漠の情景を表した前半から、後半のDANCEの部分に入る。この曲、非常に難しいユニゾンが挿入されているが、見事に決まりエンディングに。
ラストはスティーブ・サックスのサックスで盛り上げエンディング終了。アンコールへ。
終わってみると、あっけないが半年前からコツコツ調べてきた日々が脳裏をよぎる。
アンコールは「Voice of Asian Kids」、60名のメンバー全員で1つのメロディーを奏でるという曲である。この曲には、私自身が年令、性別、国籍、身分を越えて音楽を奏でたいという願いが込められている。
会場にはウズベキスタン駐日大使オチロフ夫妻の姿も見える。オチロフ夫妻も満足そうである。
最後は“ありがとうございました”の全員挨拶でコンサートの幕をおろす。
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