スペシャルジャズセミナー at クリスタル
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■第1日目
この日からセミナーが始まる。スペシャルジャズセミナーと名付けているのは、当初ジャズ作編曲の巨匠サミー・ネスティコ氏の参加が決まっていたからである。ネスティコ氏の参加が緊急手術で叶わなかったことで、最後までセミナーのプログラムを組み直すことに。ネスティコ氏は2005年に来旭、もう二度とないと思っていた今回の再来日の話である。本人も来たかっただろうと思うと、心が痛む。
午後から子供達が集まってくる。
最初のプログラムは「ヒストリーオブミュージック」。ウズベク音楽の歴史とジャズ音楽の歴史の勉強である。相手の音楽を知ると言うわけである。ジャズ音楽はウズベクキスタンでも情報が多く入っているようで心配ないが、問題はウズベク音楽である。楽器の種類、音楽の特徴を、今回引率者として同行してきた同校校長クルバノフ先生に紹介してもらう。クルバノフ氏は元々ヴァイオリン弾きでモスクワ国立音楽院で学んだ音楽家である。
音楽の特徴を的確に子供達に紹介していく。ウズベクメンバーのノリの良さは前日体験済みであるが、この日もよく訓練された的確な技術を駆使して演奏する。クルバノフ氏も満足そうである。前半はインドネシアのケチャのリズムを練習し終了。
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夜のプログラムはリズムトレーニングを兼ねた「楽器交流セッション」。
この日の一番の目的は、お互いの技術のレベルを知ることと、私のコンダクトのサインとタイミングを覚えることである。最初ウズベクメンバーは止まるタイミングが分からない。
音楽・・・・ストップ!、音楽・・ストップ!止まりそうもないところで止まる。ウ・・・ム!?!○△!?
これがなかなか難しい。
この事により音楽に対する集中力を高めるのである。
続けるうちに1拍の長さのタイミングが徐々に合ってくる。このセッション、すでに音楽を創作する練習が始まっているのである。
練習している間にゲスト講師の5名が到着し、子供達の練習を真剣に見ている。中にはすぐ参加したい雰囲気ありありの講師もいる。休憩の後、講師もふくめ大セッションに突入。
講師の面々もノリノリで参加している。見通しがつかなかった「アジアンキッズジャズ」の創作も、この調子だとうまくいくかも知れないと、密かに思う。
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